こんにちは!映画好きのつねこです。
映画の感想をレビューしようと思います。
今回レビューする映画は、『神様メール』です。
まずポスターが可愛いかったので、見ずにはいられなかった(笑)
ファンタジー映画ということで、絵本のように楽しく見ながらも、メッセージ性のある内容でしたね。
映画『神様メール』あらすじ
- 製作国:ベルギー、フランス、ルクセンブルク
- 公開年:2015年
- 監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
- 主演:ピリ・グロワーヌ
原題は、『LE TOUT NOUVEAU TESTAMENT(仏)/THE BRAND NEW TESTAMENT(英)』。
神様(演:ブノワ・ポールヴールド)は実在した。
が、とても意地悪い神様。
神様は、パソコン一台で世界を支配し、人々を苦しめていた。
そんな現状をどうにかしようと、娘のエア(演:ピリ・グロワーヌ)は、神様のパソコンを使って、人々に余命を知らせるメールを送ります。
そして、家出をする。
世界を救おうとする少女とその周りの人たちが作り上げる物語。
ベルギー、フランス、ルクセンブルクの3国共同で作られたようですが、フランス映画のような雰囲気がありました。
(舞台は、ベルギーのブリュッセル。)
見た感想【口コミレビュー】※ネタバレあり
- 普遍的な不快の法則
- 余命は知っているほうがいいのか?
- フランス映画らしい可愛さとロマンス
1.普遍的な不快の法則
自分が作り上げた不快の法則で、苦しめられる神様。
過去の自分の言動が、のちに自分を苦しめることに。
これって、いろんなことに言えるんじゃないかと。
『神様メール』の場合、神様は人の苦しむ姿を見たくてやっていた。
いじわるな行動が、自分に跳ね返ってきたんだろう。
自分をおごり高ぶって、周りの人々を見下す。
「そんな大人にはなっちゃだめだよ。」と言っているようだった。
常に謙虚な姿勢でいたいですね。
自分がどんな人物であろうとも。
2.余命は知っているほうがいいのか?
『神様メール』劇中では、ある日突然、自分の余命を知らされるメールが届く。
自分の余命を知らされるって、どんな気持ちなんだろうか。
そもそも、余命は知っているほうがいいのか?
つい、自分に置き換えて考えてしまいますね。
余命は何十年先かもしれないし、数日後かもしれない。
人はみな、死に向かっているのは当たり前。
でも、死へのタイムリミットは知りたくないと、私は思ってしまう。
病気や高齢で余命が長くない場合は知りたいが、元気いっぱいの時は知りたくない。
そう思いました。
『神様メール』で登場する人たちは、余命宣告のメールが届いても落ち着いている人ばかりだった。
みんな「残りの期間を、どのように過ごそう」と考えて行動していた。
そこで、自分が本当にしたいことは何か見えてくる人もいた。
『神様メール』では、自分の死と向き合うことで、人生について見つめ直してほしいというメッセージが込められていると思いました。
3.フランス映画らしい可愛さとロマンス
厳密にはフランス映画とは言えませんが、『神様メール』はフランス映画っぽい。
フランス映画は、やっぱりロマンスを存分に入れてきますねえ(笑)
そこがまたいいんですけどね。フランス人は芸術に愛は不可欠なのかな。
最初は、娘エアのナレーションから物語は始まる。
エア役の女の子の声が、とにかく可愛い。
最初の時点で、癒されました(笑)
そして、最後のエンドロールも可愛らしくて。
女神が縫った刺繍なのかと思わせる。
フランス映画の雰囲気が、かなり出ている映画でしたね。
なので、フランス映画が好きな人は、好きだったんじゃないでしょうか。
まとめ:映画『神様メール』は、メッセージ性の強いファンタジー映画だった
映画『神様メール』。
感想を一言でまとめると、
メッセージ性の強いファンタジー映画でした。
ファンタジー映画の可愛らしさもありつつ、メッセージ性のある映画になっていた。
まるで絵本のような物語、というべきだろうか。
子どもから大人まで、幅広い世代に楽しめる映画です。