こんにちは、つねこです。
優雅で優しい気持ちになれる、クラシック音楽。
クラシック音楽有名曲の中でも、心落ち着く癒しの曲は読書・眠りの前にぴったりです。
ということで、ここでは、
癒されるクラシック音楽の有名曲を10曲ほど厳選してみました。
一度は聴いたことのある名曲ばかりなので、初心者の方でも気軽に楽しめると思います。
心落ち着くクラシック音楽癒しの有名曲10選
クラシック音楽癒しの有名曲10選
- ドビュッシー『月の光』
- パッヘルベル『カノン』
- サティ『ゆっくりと苦しみをもって』
- バッハ『主よ、人の望みの喜びよ』
- リスト『愛の夢』
- ヴィヴァルディ『四季』「春」
- ジュール・マスネ『タイスの瞑想曲』
- サン・サーンス『白鳥』
- ショパン『ノクターン(夜想曲)』
- ベートーヴェン『悲愴』
曲名は簡単な表記にしています。
個人的な好みが入っていること、ご了承ください。
1.ドビュッシー『月の光』
印象派の芸術家たちから受けた刺激によって思い付いたという、ピアノ曲。
はっきりとしたリズムや流れがなく、ぼんやりとした印象、感覚的なところがあります。
独特な和音が心地よく、月光のようなゆったりとロマンチックな曲調に、心落ち着きます。
モネ、ドガ、セザンヌら印象派との交流があった、ドビュッシー。
ドビュッシーの音楽は印象主義音楽と呼ばれていますが、本人は否定しています。
2.パッヘルベル『カノン』
心地よい音楽といえば、一度は聴いたことのある「カノン」。
簡単に言えば、追いかけっこの音楽です。
カノンは知っている方も多いと思いますが、作曲したパッヘルベルという人物はあまり知られていません。
ドイツ生まれで、バッハとの交流もあったそうです。
明るく爽やかな音楽は、読書・眠りのときに限らず、いつ聴いても癒されます。
3.サティ『ゆっくりと苦しみをもって』
エリック・サティが作曲したピアノ独奏曲「ジムノペディ」3曲あるうちの第1番です。
第2番は「ゆっくりと悲しさをこめて」、第3番は「ゆっくりと厳粛に」。
「ゆっくりと苦しみをもって」では、ピアノで奏でる美しい曲調の中に、少し心が沈むような音があったりします。
誰にも言えない苦しみを静かに表現しているような。
心の中で泣いているような悲しみを感じます。
4.バッハ『主よ、人の望みの喜びよ』
鍵盤楽器の演奏家、教会音楽家として有名なバッハ。
「主よ、人の望みの喜びよ」は、バッハ作曲の教会カンタータ「心と口と行いと生活で」第10曲コラール合唱のことを指します。
この曲を聴くと、心の中が浄化されていく感覚になるんですよ。
賛美歌は聴き慣れないかもしれませんが、こちらの曲はゆったりとしたメロディーなので、比較的聴きやすいと思います。
5.リスト『愛の夢』
アイドル的存在であったリストが作曲した、ピアノ曲。
リストは端正な顔立ちで、ファンが失神したというほど。
もちろん、ピアニストとしての技術も素晴らしく、“ピアノの魔術師”と呼ばれるほどの実力だったそうです。
「愛の夢」は3曲からなり、第3番はとても有名。
リストと言えば、技巧的な曲がイメージされがちですが、「愛の夢」はとてもゆったりとした曲。
ロマンチックかつ感傷的なメロディーは、眠りの前に聴きたいですね。
6.ヴィヴァルディ『四季』「春」
爽やかで春の訪れを待ちわびていたかのような、明るい曲調で始まる『四季』の第一番「春」。
小鳥たちの喜ばしく歌い、泉が優しく流れ出す様子を音楽で表現。
その後、嵐が来るが、再び小鳥たちが歌いだすというもの。
この単純素朴な描写が、かえって心地よく、名曲となった要因であると言われています。
『四季』は、季節の変わり目に聴きたくなりますね。
7.ジュール・マスネ『タイスの瞑想曲』
歌劇『タイス』の第二幕第一場と第二場の間の間奏曲として作られた『タイスの瞑想曲』。
独奏ヴァイオリンの音色が美しく、そこに静かに寄り添うハープ。
ヴァイオリンとピアノで演奏していることもよく見られますが、やはりハープの音色が落ち着きます。
優雅で優しい気持ちになっちゃいます。
8.サン・サーンス『白鳥』
14曲から出来ている『動物の謝肉祭』のうちの1曲である『白鳥』。
『動物の謝肉祭』は、動物たちを音楽で描いており、動物園的な作品となっています。
ゆったりと流れるような曲調で、お昼寝の時間に聴きたい一曲。
ちなみに、『白鳥』はバレエ界では「白鳥の死」「瀕死の白鳥」として知られています。
9.ショパン『ノクターン(夜想曲)』
夜想曲(ノクターン)全21曲ある中で、第二番は最も知られている曲です。
眠りにつく前に聴きたくなるような、ロマンチックで繊細なピアノ独奏曲。
夜想曲は、ショパンが20歳の頃から晩年にかけて作られており、作風の変遷を追えるのも楽しみ方の一つです。
10.ベートーヴェン『悲愴』
ベートーヴェンの『ピアノ・ソナタ』32曲ある中でも、「月光ソナタ」「熱情」と並んで“三大ソナタ”と呼ばれるほど人気の高い曲。
「月光」「熱情」に比べると軽さがありますが、それでもベートーヴェン特有の重々しさがあります。
ゆったりと流れる曲調の中に、悲しさを感じるような。
なんだか泣きそうになるのですが、一緒に悲しみに寄り添ってくれるような優しさも感じます。
クラシック音楽で優雅で優しい気持ちに【読書・眠りにぜひ】
クラシック音楽、聴くだけで癒されます。
読書や眠りの前に聴くと、より落ち着きますよね。
ここで紹介したクラシック音楽の名曲を聴きながら、ぜひ優雅で優しい気持ちになってみてください。
参考:『子供と聴きたいクラシック100』